ハッとさせられて…。

長い間、看護師をしていると、色んなことに慣れっこに。

たまたま見た金魚さんって方の「ベストを期待しながら万一に備える」というブログに、

『いつも予測してベストな治療や看護を提供する
一方で
最悪の事態もどこかで予測している・・・
万一に備えなければ迅速に対応など出来ないから
けれども忙しい日々の中で
最悪の事態に備えることに慣れ
最悪の事態に陥る可能性ばかりを
患者の前に並べていないか
ふと不安になる』

とあって、

はっとさせられる。

確かにそうだなって。
厳しい現実を目の当たりにすることもあり、悪い方、悪い方へと考えることが普通になってたり…。

多発肝転移をした時も、膵臓がんになった母の時も「もうあかんねんな」ってどこかで覚悟決めたというか、諦めてた。

多発肝転移、膵臓がんってキーワードだけで。

頑張りすぎないであっさり生きていきたいと。

そのスタンスは今でも変わってないけど、
でも、自分が病気になったり、特に母の看護をして、初めて気付く思いもたくさんあった。

こんなにも生きたいって思ってることや治療ができなくなったり、輸血も適応じゃなくなった時の恐怖とか…。

凝り固まった考え方に少しは柔軟性をプラスできたかなっと。
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自分にとってのブログの存在

前回の少々凹んだブログ、ブロ友さんやしま友さんがら、思っている以上に心配や応援のメッセージいただいて嬉しい限りです。

さすがにその時は次は一体何がいつ起こるのかとまたまた暗雲の世界へ。

ザノサーの効果と肝転移の行方が予後を左右すると見据えていた未来に、横から障害物が当然現れる。それがいつなのか、何なのかわからず、怯え、翻弄されるのはうんざりと思いながら、凹んでた。

でも考えれば、今何かが起こってるわけじゃないし、いつ起こるかもわからない。それにジタバタしてもねってあっさり切り替えた!


この病気になって何度も思う言葉、「なるようにしかならない!」。

どんなにもがき苦しんでも、やつに出会い、再発を繰り返し、抗がん剤を始めなきゃいけなかった運命は変えれなかった。

でも、そこで悩み考え、治療方針や仕事の仕方を選択したり、仲間の存在に助けられ、気分転換をしたり、体力を維持して、今を過ごせてる。
そこには少なからず自分が選択できることもあったはず。

変えられない事実にもがき苦しむんじゃなくて、そのなかでできることを一つでも見つけていけたらなぁっと。

理想ですね。笑笑


前置きまで長すぎですが、ブログのタイトルにあるブログへの思いも少し…。

多発肝転移をして、皆のブログに勇気づけられて始めたブログ、細々ですが何とか4年くらい。

昔も今も変わらず思っているのは、素の思いをタイムリーに綴りたいなぁと。(おさぼり気味ですが)
苦しい時、凹んだ時、悔しい時、踏ん張りたい時や、もちろん嬉しい時や頑張った時など、やつを通して感じた気持ちを

色をつけずにね。

そして、病気の現状、今後進行していったとしてもできるだけありのままにと思っています。

知りたいと思った情報を求めてるブロ友さんがたどり着きやすいようにと思うのももちろん、
闘病中のご本人、ご家族にもたくさんのケースがあることを知ってほしい。

10年20年、治療を継続しながら生活できる人もいれば、旅立たれる方がいるのも事実。

諦めず治療を継続する中でも、どこでどうしたいかを平行しながらプライベートのことも考えてくことも必要なのかなぁって。誰にも訪れる死、口に出さなくても知らず知らず考えていくのも大切なのかなと。

偉そうなこと言ってすいません。

看護師をしている職業柄、たくさんの最期を看取りました。

小さな子どもから、まだ母になったばかりの女性、子どもが成人する前の働き盛りの方、
たくさんのジレンマや葛藤を感じることがほとんどでした。正解はないけれど…。

でも、そんな時少しでもその方の生き様や大切にしてたことを聞けるとコミュニケーションエラーは少なくなり、話しやすい関係が作りやすいのではないか、求めてることも知れて看護の幅も広がるんじゃないかと感じます。

意外に病棟の看護師と濃厚に関わるようになるのは随分あとになってからも多いです。

そんな患者になりきれない看護師目線の思いも影響してるのかも知れませんね。

そう言いながらうちもまだまだです。
多発肝転移をした時には死の覚悟をし、焦燥感で毎日泣いてプチ鬱でした。

たけど、それからはゆっくり進行するという病状にも助けられのらりくらり。それでもそれが地盤にはなって、時間は他の人とは同じだけはないと知り、やりたいこと、楽しいことしたいなって、そして今の自分だからできること、わかれる、寄り添える気持ちを大切にし、小さなことからでも何かできたらなぁと思います。行動力はゼロですけど…。

遺伝子検査の結果でまた未来は当たり前にはやってこないことを知って…。

治療は諦めず、希望を持ちながらが行うのが、一番のモチベーションです。
でも、治療転換期などにふとした時に頭の片隅で、立ち止まって考えるきっかけになったらなぁというのが本音です。

目先のことで精一杯頑張られてる方にわかってもらえないかも知れないし、
気分を害された方がおられるかも知れません。

10年経ったから考えられることもあります。
考え方は色々だし、何が正しいなんてわからない。
そんな方はスルーしてくださいね。

トンネルを抜けて

ようやくザノサーの侵襲も落ち着き体調も回復傾向で、明日からはいつも通り仕事復帰です。

今回もしんどかったなぁ、それだけです。

入院してザノサーを投与してる時は第1ラウンド。
そして、退院してからは副作用で苦しむ第2ラウンドが始まる感じ。

ザノサー終了後の2~3日までがほんとにしんどい。全く動けず、体はほぼほぼ水平状態。そしてこの時期、精神的にも追い詰められていく。

いつまで続くのかという不安に、何にもできない自分を目の前に焦燥感に襲われてく。

ただただ耐えるしかないこの時間が最も苦痛で悲しくなるんだよねー。

わかってる。そんなに頑張らなくてもいいんだって。もっともっとありのままの自分を受け入れて気楽に過ごせたらって。
頑張り過ぎたら自分で自分を追い詰めてくことになることも。

だけど、マインドコントロールってそんなに簡単じゃない。


ガンとの共生、治療をしながらの生活、いっぱい悩んで、葛藤があって…。

その人にしかわからない気持ちもたくさんあったり…。

苦しいけどそんな気持ちも大切にしながら、何とか折り合いつけてやってくしかないんですよね。

せめて、この経験がいつか誰かの力に、寄り添える力に変えられたらなぁなんて思いつつ…。


今は負のスパイラルからもようやく抜け出して、トンネルの出口が見えた感じ。

そして、ある程度、その苦しい記憶は曖昧に。だからまた次を乗り越えられるんだよね。
忘れてくことがこんなに大切だなんて不思議。



今日は誕生日で、また一つ歳を重ねました。

病欠中だけど、体慣らしも兼ねて、ちょびっとお出かけし、ステーキランチを食べてきました。
柔らかくて美味しかった!





行こうとしてたカフェが定休日でたまたま友達に連れてってもらったお店でしたが、そこは何年も前に母と一緒に同じく誕生日に訪れたことのあるお店で、
たまたま友達からいただいたぶどう大福は去年母がずっと食べたがってたもので、

たまたまのたまたま、今日はなんだか母を近くに感じる一日でした。

1年前の今日は母のWステント留置の日だったなぁ。

まだまだ振り返るには辛いことも多いだけど、きっと見守ってくれてるかな。

仕事復帰

今日からほぼ1ヶ月ぶりに仕事復帰します。
母の看護に看取り、葬儀を終えて、自分の治療…。
あっというまに過ぎてった。

まだまだ心も身体も回復途中ですが、一歩ずつ前みて進んでいきます。

皆様からのコメントやメールにもまだ返信できてませんが、とりあえず…。

仕事復帰、気持ちで負けるなぁ!

今回もトータルで10日間休んでの仕事復帰。

退院後はいつものしんどさにやられながらも、もともと入院している父と腎盂腎炎にてダウンしてしまった母の入院で、何かと毎日することに追われ、まぁまぁ必死でした。
身体にも心にも余裕はなく、母の面会に行っても、口調がきつくなったりと…。

それでも、いつも通り退院後3日すれば、少し身体も楽になりやれやれ。
今から思えば、病欠中だったからできたこと。働きながらはさすがにこれだけは無理だったと思うとかえってよかったのかも知れない。

で、昨日予定通り、仕事に復帰したけど、いつもはない軽いむかつきがあったり、正直いつもよりしんどかったぁ>_<

病欠中の疲れなのか、睡眠不足?、回数重ねるごとで回復までの時間が遷延してるのか??

ギブアップってほどじゃないし、仕事中はもちろん手を抜かずみんなと同じだけはちゃんと働けてたと思う。

仕事がら「働けない、働けてないのに大丈夫」ということはできない。そこは命に関わる仕事だし、無理なら無理と絶対に自己申告が必要。
働けると判断するなら、周りに気を遣わせることなく、みんなと同じだけ働く姿勢で臨みたい。

これ、手術や治療で病欠を繰り返すなか、いつしか培われた自分の信念、美学な気がする。

でも実行するのは難しい。
どこまでの無理は許されて、ここからはほんまに無理って線引きが。
その線引きを誤ったら、余計にみんなに迷惑をかけてしまうから。
大丈夫と思ってても、大丈夫じゃなかったということがないように。
人事担当のお偉いさんからはしんどかったら、もう少し休みを伸ばしてもいいよっていってもらってる。ありがたい反面、何とかいけてるのに甘えてしまうのもと躊躇する。早く復帰しなきゃと焦るのも確かだし…。


といっても、
たまにはしんどいよ~って弱音を吐きたくなる。大丈夫?って気にもかけてほしいし、よく頑張ってるねって認めてほしくなるんだよね。

しんどいと自信なくなるし、余計かな~。

今日行ったら明日は休み、とりあえず今日1日頑張ろ~。
ちゃんと頑張れる!!!
大丈夫!
そして、明日はさらに楽になってるよ、きっと。

あっ、母は昨日、むりくり退院してきた。もう少しいててくれる方が安心だったけど、病院嫌いの母だから仕方ないか。
心配してくださった皆様ありがとうございました。




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