2006年12月8日 膵尾部切除術

病気がわかってからMRIなどの検査が追加され、術前の診断ではSPN疑いとのこと。
SPNといわれても、消化器外科で働いてても聞いたことなかったぁ。
SPNは若い女性に多い良性の腫瘍と。だけど、大きさを考えると手術をしたほうがよいだろうと

まさかこんなに若くで手術をするなんて思ってもみなかった。しかも膵臓の手術なんて・・
もちろん、消化器外科で働いてるから、ある程度の知識はあって、膵臓の手術がやっかいなことも認識すみ。
ただできた場所が膵臓のはしっこの尾部だったことは幸いだった。
できる場所によって術式は大きく変わる。これが頭部なら、消化器外科の中でも大きな手術になり、合併症も起こりやすく、回復するまでにもかなりの時間を要する。何より実際の患者さんをみてても、どの患者さんも術後はかなりしんどそう
自分が受けるなんて、とうてい、ムリムリ、ムリムリって感じだったから。

それでも手術はかなりの大イベント
良性といえど、膵尾部といえど、全身麻酔で開腹手術。多くの患者さんの手術後をみてきても、こと自分のことになるとひるむ、ひるむ

先生もナースももちろん知り合いばかり。心強くあるけれど、あんまりかっこ悪いところみせられないしとか、色々考える…。
でも、主治医はお願いして選ばせてもらいました!
一緒に働くなかで、患者さん思いの尊敬できる先生を。
先生はかなりやりにくかったはず。だって、昨日まで一緒に働いてたナース、しかも同年代の。
断れなくて、ごめんなさいって

看護師は術後は肺炎にならないように、イレウスにならないように、床づれができないようにと、痛がる患者さんに「歩け、歩け」とすすめるのも仕事。
手術後はナースステーションから一番近い部屋に入ることが多く、翌日にはそこで体を拭いて、パジャマに着替えて、歩いて部屋に帰るってのが、ふつーの手術の一般的な流れ。もちろん、出血量やら手術侵襲にもよるけれど。

手術は順調にすみ、予定していた時間よりも早くに終了。
だけど、術直後からちょっとお腹を触れるだけで痛い!痛い!横に向くなんてムリムリみたいな。
そして、翌日に歩けたのはちょっとだけ。
経験から若い患者さんより、年取った患者さんのほうが、痛みに強く、気分不快もなく、スタスタと歩けることを感じてたけど、ほんとにそうだった。
全然ダメでしたぁ

自分が患者になって、患者さんの気持ちや頑張りを肌で感じることになって、愛のむちだけでなく優しい言葉も大切だなっとつくづく感じる経験でした

膵臓切除には恐れられてる合併症=膵液漏がある。その名の通り、膵液がお腹の中に漏れること。なにがこわいかって、膵液はアルカリ性、血管を溶かして大出血の危険性がある。そして膵液漏はすぐにはよくならず、食事をすると、膵液は分泌されるため、絶食期間も長くなる。
膵液漏がないかは、お腹から体の外にでている管(ドレーン)からの排液を検査にだしてアミラーゼ値が高くないかとか、色合いとかで調べます。
翌日、自分のドレーンをみるとワインレッド色。これってもしや、膵液漏??、アミラーゼ値も3万以上と高い!!
やばい、やばいと思ってたのは患者本人だけでなく、のちに聞くと先生もだったそうで。
幸い一時的なもので、多少の絶食期間の延長のみでその後は順調に回復し、無事退院迎えることができました
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